2012年8月4日土曜日

Upgrade from Vine Linux 6.0 to 6.1 on Dell Precision T1600

待望の Vine Linux 新バージョン 6.1 がついにリリースされました。関係者の皆様に深く感謝いたします。

さて、仕事用マシンの Dell Precision T1600 を早速 upgrade してみました。しかし結構はまってしまいました。

スペックは以前と同じ。すでに Vine Linux 6 がインストールされており、メインのレポジトリが6.1に移行すると同時に update-watch が80個以上も更新パッケージがある、と知らせていましたので、apt-get により upgrade しました。

本来であれば、single user mode で作業すべきなのですが、自分しか使っていませんので、手抜きして、仮想コンソールで作業しました。gdm のログイン画面で [Ctrl]+[Alt]+[F2] を押し、rootでログイン。

# eng
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade

ここまでは特に問題なく進んだのですが、マシンを再起動すると、GRUB 画面のすぐ後で

pnp 00:0a: can't evaluate _CRS: 12311

という表示が出たまま、マシンが固まってしまいました orz...

強制的に電源を off し、再度起動して GRUB で今度は previous kernel (2.6.35) を選ぶと、普通に立ち上がりました。

いろいろと試してみましたが、結論を書きますと、起動時カーネルオプションに "nomodeset" を加えて起動すると、kernel 3.0.38 で立ち上がりました。起動時にカーネルオプションを変更する方法は Vine Linux 6 マニュアルに説明があります。

とりあえず起動できたので、こちらの説明に従い、この設定を GRUB に設定しました。

$ sudo vi /boot/grub/menu.lst
...
title Vine Linux (Current kernel)
  root (hd1,0)
  kernel /boot/vmlinuz ro root=LABEL=/ resume=swap:/dev/sdb2 \
  vga=0x314 splash=silent quiet nomodeset #(実際は1行)
...

本当にこれで良いのかどうかは分かりません。試される場合は自己責任でおねがいします。
こんな記事もありましたが、GPU(ドライバ)が原因でしょうか?

付録?


以下は、上記に行き着くまでに試したこと(の一部)です。(恥ずかしくて全部は書けません...)

  • gparted-live-0.13.0-3.iso を焼いた DVD から起動
  • これは起動途中で止まってしまいました。ちなみに kernel 3.2.23-1 です。
  • CentOS-6.3-x86_64-LiveDVD.iso を焼いた DVD から起動
  • こちらはデスクトップ画面が現れました。kernel 2.6.32-279 です。
  • Vine Linux 6.1 で、previous kernel (2.6.35) で起動した時の dmesg
  • PCI: Using host bridge windows from ACPI; if necessary, use "pci=nocrs" and report a bug
    という気になるメッセージがありました。
  • ubuntu forum でのスレッド
  • 上記の "pci=nocrs" を手がかりにこのスレッドに行き着き、そこで "nomodeset" というオプションがあることを知りました。

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